『そりゃあ…ききたいょ…。あ……!その前に俺のコート…そこにかかってるやつ…穂乃嘉にかけてやってくれ…。あと…知ってるとは思うけど…俺は、桐也…呼び捨てで呼んでくれて良いから…。』
こん時、やっぱり俺は桐也には勝てない。って思った。
桐也は自分がボロボロなのに、それでも穂乃嘉を一番に考えてるから…。
俺は穂乃嘉にコートをかけたあとに、
『穂乃嘉…喫茶店で俺と会った時に知り合いがいて、そいつの友達が俺の病院の集中治療室にいるって話をきいてたんだけど、その後、たまたま友達からそれが桐也ってのをきいて……俺に電話してきた。』
と話した。