―― 1時間後。――― 『行ってくるね。』 あたしは真緒美ん家を出た。 ~♪~~♪~♪ 携帯が鳴った。 『穂乃嘉?いつ帰ってくるか決まった?早めに言わないと、いない日もあるからね。』 お母さんからだった。 『まだ、しばらくは帰らないかも。真緒美、寂しがり屋だし、恵里佳も泊まってるから↑帰る前の日には連絡するよ♪』 あたしは言って電話を切り、店に入った。 『いらっしゃいませ。』 あたしはここに用があったんだ。