―― 次の日。―――
気が付くと、あたしはイスに座ったまま、ベッドに寄りかかって寝ていた。
前の日は泣きじゃくって疲れて寝たけれど、今日は違う。
今日は安心出来たんだ。
あたしが起きると、毛布が掛かっていた。
桐也を見るとまだ寝ている。
あたしはそっと桐也に布団を掛け直して窓から外を見渡した。
『幸せ…。』
あたしはポツリと綺麗な青空と太陽に向かって呟いた。
『穂乃嘉…?おはよ。何か言った?』
突然、桐也に言われて、
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