親父は心配そうな顔をして、俺にきいた。 『勇気もなにも、穂乃嘉の事もっと知りたいしさ(笑)』 俺は頭をかいた。 そう。俺は穂乃嘉の事を知りたい! どんな事でも…どんな些細な事でも俺が助けになれるなら、助けたいし、影からでも守ってやりたいんだ……。 親父はそれ以上のことは、何も言わなかったし、きくこともなかった。 『あたしと桐也は、中1で出会ったんです。クラスが一緒で(笑)あたしにとっては、