『うん。でも…夏津紀には、ききたくなかった名前なんじゃないかなって思ったの……。』


下を見ながら言った。



『穂乃嘉が笑顔になれさえすれば、それでいんだよ!!笑』


そう言って、俺は買い物をしに行くために歩いた。





それは本音だった。





穂乃嘉が笑顔でいられないのは、俺にとっても辛いことだから。




途中まで歩いていたが、何が良いかきくのを忘れていた事に気がついて、引き返した。







『夏津紀。』