すると、夏津紀は、 『何言ってんの?笑 穂乃嘉だから、優しく出来んだろ!好きなやつには、笑顔でいてほしいもんさ↑…だろ?』 そう言って、笑った。 『うん。でも…夏津紀には、ききたくなかった名前なんじゃないかなって思ったの……。』 あたしが下を見ながら言うと、 『穂乃嘉が笑顔になれさえすれば、それでいんだよ!!笑』 夏津紀はそう言い、歩いて行ってしまった。 あたしは夏津紀が行ったあと、毛布にくるまりながら時計を見た。