俺は急いで穂乃嘉のところへ戻り、許可が出たことを伝えた。



それから、案内して立ち去ろうとすると、穂乃嘉に呼び止められて、俺はしばらく穂乃嘉の側にいた。





側にいて良いのは、桐也ってやつだって思う。



俺は、穂乃嘉が明るく笑顔でいられるなら、喜んで諦められる。




『俺が穂乃嘉といたら、目が覚めたときに嫌な気分になんだろ?笑 だから、どうしても困って困ってどうしようもなくなった時には、おいで。俺は、そこ曲がったとこにあるイスにでも寝てるからさ(笑)』


なんて、少しカッコつけてみたけど、内心では穂乃嘉の側にいてやりたかった。