『集中治療室に入院してんのってさー…もしかして桐也ってやつじゃない?』


俺がきくと、親父は凄く驚いた顔をした。





少しして、親父は、


『何で藍沢桐也くんを知ってるんだ?』


俺にきいてきた。



『知り合いの同級生なんだ…。』


俺が言うと、



『知り合い?』


親父はきいた。



『穂乃嘉っていうんだけど、そいつに会わせてやってくんねぇーかな?』


俺が聞き返すと、



『夏津紀。その子はもしかして、中学ん時に付き合ってた子じゃ…?』


親父は俺の様子を、うかがいながら言った。