『ごめんね……携帯の電源切れちゃって↓あたしさ…もしかしたら、遅くなるかもしれない。朝には必ず戻るから!友達送ってってたら、遅くなっちゃって…。友達、いろいろあったみたいでさ…。夕飯食べちゃって。ホントにごめん!』


あたしは嘘を並べて、ごまかした。




そして、電話を切った。





『穂乃嘉?あんな…嘘ついちゃって大丈夫か?バレない?』


夏津紀がきいてくる。



『仕方ないんだぁ……。大学の友達が迷ってるみたい!って出てきちゃったから、あたしが桐也ので飛び出してきた事、真緒美たちは知らないし…。』


あたしは答えた。