『落ち着いて、前にあるイスで、お待ちになっていて下さい。今、調べて来ますので。』 受付の人はそう言って、優しく笑った。 『座ってる時間なんてないんです!!お願いします!急いで、すぐに…すぐに調べて下さい……。』 あたしはそう言って、床の上に崩れ落ちた…。 少しして、 『あの……藍沢桐也さんは、集中治療室にいるみたいで、家族以外の方は、中には入れないようになっているみたいです…。』 受付の人は言った。