『お見舞い行ったら?場所は山岡に、きけば良いし!』
真緒美が言ってきた。
『あ…良いや(笑)あたしが行っても何か出来るわけでもないし……今さら…ねぇ(笑)』
あたしは誤魔化した。
『そっか(笑)』
真緒美が言ったところに、
♪♪ピーンポン♪♪♪
玄関のチャイムが鳴った。
真緒美は立ち上がって、ドアの方へ歩いて行った。
あたしは…どうしたらいい……。
あの話は…あの山岡の話は、桐也の話だったんだ………。
山岡本人からきいた話なら、間違いない…。現実なんだ…。
考えてるあいだに、あたしはドアの方へと向かっていた。