『一応は、きいたよ。まぁ、きいたからといって何か出来るわけでも、するわけでもなかったんだけどね…。お見舞いとか行くような深い知り合いとかでもないから、ただきいただけで何も出来ないし、きかなきゃ良かったかもって思ったよ…。でも、山岡の友達だし、私は元気になって欲しいって願ってるけどね!』


真緒美が答えた。



『それって、誰…だったの?きいて良いのかあたしも、わからないけど……↓』


あたしは真緒美にきいた。





きいても、あたしは知らない人かもしれない。



それでも、きかなきゃいけないような、そんな気がした。