…どこだよ……。 …どこに行ったんだよ……。 俺が走って行ったころには、もうあいつの姿は、すでにどこにもなかった。 仕方なく、そのまま友達のところに戻ることにした。 『桐也?どうだった?好きなやつは見つかった?』 友達は俺にきいた。 『走ったんだけど、もういなかったわ。』 俺が言うと、 『なんか…さぁ……俺、わりぃ↓↓』 友達が突然謝ってきた。