友達はキョロキョロしながら先を歩き、周りの路地を見渡した。 『待っててくれるか?』 俺が、遠く前にいる友達にきくと、 『桐也のお願いなら、きかねぇーわけにはいかねぇーよな(笑)さっきのとこで待ってるよ!』 そう言って、さっきの通路に戻っていった。 俺は走って、あいつを追いかけた。 せめて、アドレスを変えた事を謝りたいから。 出来たら、また連絡取れるようにしたいから。 あいつが行った方を探し回った。