恋愛対象になれないなら、せめて…せめて、友達でいたい! あたしは強く思った。 友達でもいい! 桐也と一緒にいる事が出来るなら。 友達でもいい! 桐也が笑ってくれるなら。 友達でもいい! 桐也と話すことが出来るなら。 友達でも……… 何度も何度も、心の中で自分に言い聞かせた。 これが自分にとって幸せなことなのかは、わからない……。 でも、せっかくまた仲良くなれたのに、手放すなんて事は、あたしには出来なかった…。