どんどん前みたいに仲良くなって、また失うのが怖くて…




『俺なさけねぇーな…。』


一人で呟いた。




彼氏いんのかもきけねぇーし、前からずっと告れてねぇーし…。







―― ﾊﾞｲﾄ先。―――




俺は、いつものようにﾊﾞｲﾄをしていた。




『ねぇ。藍沢くん…。ちょっといい？』


同い年の、三宅 香南(ﾐﾔｹ ｶﾅ)が話かけてきた。



『良いけど？』


俺が、手を止めると、



『私…藍沢くんのこと好きみたいで……私のこと嫌いでもいい。でも１回付き合ってみてほしい！』