家に入る。
いつもと変らない部屋の空気。匂い。
タクミの香り。
ジャケットを脱ぐと、ほんのりハルキの香りがした。
タクミが帰国する、3日後には、ハルキの香りも跡形もなく消えているだろう。
キッチンでお湯を沸かし、ホットティーを作った。
ソファーに腰を下ろして、ゆっくりとホットティーを飲む。
ほとんど寝ていないのに、不思議と眠たくはない。
心地よい体の疲れが、熱い紅茶と混じっていく。
ふぅ。
短くため息をついた。
ミズキちゃんのお腹の子。
ハルキが父親じゃないんだ。
なぜだか、安堵している自分がいる。
不謹慎すぎる。
それよりも、本当の父親が誰なのか、ハルキは本当に知りたくないのかしら?
行きずりの男性、ミズキちゃんの身近な男性、やもするとハルキに近しい人物だってあり得る。
なのに、そういう事実を知らないままハルキは父親になろうとしてるなんて。
私にはその点だけが理解できなかった。
ハルキは、やはりミズキちゃんを愛してる・・・?
いつもと変らない部屋の空気。匂い。
タクミの香り。
ジャケットを脱ぐと、ほんのりハルキの香りがした。
タクミが帰国する、3日後には、ハルキの香りも跡形もなく消えているだろう。
キッチンでお湯を沸かし、ホットティーを作った。
ソファーに腰を下ろして、ゆっくりとホットティーを飲む。
ほとんど寝ていないのに、不思議と眠たくはない。
心地よい体の疲れが、熱い紅茶と混じっていく。
ふぅ。
短くため息をついた。
ミズキちゃんのお腹の子。
ハルキが父親じゃないんだ。
なぜだか、安堵している自分がいる。
不謹慎すぎる。
それよりも、本当の父親が誰なのか、ハルキは本当に知りたくないのかしら?
行きずりの男性、ミズキちゃんの身近な男性、やもするとハルキに近しい人物だってあり得る。
なのに、そういう事実を知らないままハルキは父親になろうとしてるなんて。
私にはその点だけが理解できなかった。
ハルキは、やはりミズキちゃんを愛してる・・・?