玄関で靴に履き替えて
ふぅーと息を吐き出して
正門に歩き出すと

女子に囲まれていた
吉川があたしに気づいた

「おーい!ゆーき」

と手を振ってこっちに歩いてきた。
女子達はあたしを睨んでる。

「偽の笑顔であたしと接さないで」

「これが本物だよ〜」
と笑ってくる。
こいつなんなの?

「あたし絶対別れるから」

「やだ、絶対別れない」

「別れたいんだよ!!」

「俺は絶対に別れれない」

あそこまで人にしつこく
しといてもう本当にやだ。

ポケットで携帯が
鳴っているがそれ所じゃない