「「「「吉川くーん?!」」」」
と女子達が叫ぶと

吉川が後ろを振り返って
スマイルをかました

「「「「きゃー!!!!!!」」」」」」

もううるさいな!
あたしはこの騒ぎにまぎれ
教室に入った。

「はぁー」

とため息をついたのは
あたしではなく千波だった

「なんなの?もぉー」

「知らないよ。どうせお母さんが吉川を学校まで来させたんだよ、絶対。」

「雪!放課後こそ決着つけな!」

と紫音が力強く言った