「大丈夫?」

えっ????
なんで?

「よ、吉川くん!」

と千波の声が階段に響いた。
幸いなことに階段にはあまり人がいなかった。

それでもいる人達は
こいつを見ている

「なんでいんの!」

少し声を張り上げてしまった。

「俺さ〜月9出演決まったんだ!」

とあたしを抱きかかえる状態で言った。
正直あたしはそんなことどうでもいい。