「青山!」

ゲッ、生活指導の尾崎だ。

「なんですか?」

「親御さんから連絡で、仕事しに来いって」
・・・また、先生使って呼び出し?
本当にうちの親、最低

「断ってもらえますか、あたし授業でるんで」

「わかった。青山、たまには親御さんに連絡するんだぞ」

という尾崎の声を無視して
あたしは千波と紫音を連れて
階段に向かった。