「担任怒ってた?」

「怒ってないけど〜!電源切った?」

千波が顔を膨らませて、
携帯を指差して言った。

「あ!忘れてた、いま入れるよ」

あたしは電源を入れた。

画面に表示されたのは
100件を超える着信と
200件を超えるメールだった。

「みてこれ!まじ、うぜ〜」

「うわ!さすがに私でもひく」

と紫音が言った。

「愛されてんじゃーん」
とか意味わかんないことを
まだ言ってる千波を無視して

下駄箱に歩いて行く