すると勢いよく扉が開いた。

「ゆ〜き〜!遅いぞ!ゆーちくん怒ってるよ〜」

といいながら祐二兄ちゃんが
抱きついてきた。

抱きついてくるのは
もう日常茶飯事だから
気にしてないし

「あたしもう高校生だよ?まだ10時だし!」

あたしも祐二兄ちゃんに
手を回しながら言うと

「もう10時だ。遅ぇーぞ」
と後ろには悪の帝王が
立っていた。

「ゆーち兄ちゃん!」
とあたしが祐二兄ちゃんから
離れて抱きついた。