「優也、謝れよ!!!!?」
結城が俺に怒鳴る。
「わかってるって」
「人に言われなきゃ、
謝る気になんねぇのかよ」
溝口が泣きながらそう言った。
「それに、俺に謝っても
意味ないから」
そう言い、
すっと立ち上がった。
「俺は許さねぇから」
真っ直ぐな、冷たい瞳で
睨まれた。
「それに、謝る相手は
俺じゃない。
俺の彼女、芦田楊だろ?」
そうだった。
楊に、
謝んなくちゃ・・・
「もう、楊には近づくな」
溝口はそう言って、
赤い目でそう言って、
俺たちの部屋を後にした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…