ある日、私は気分転換にと

屋上に向かった。

そこには1人の男子がいた。

青空に向かって見せるさわやかな

笑顔。

彼は私に気づくと屋上を後にした。

私は彼の立っていた場所にいった。

....ん?誰かの生徒手帳が落ちていた。

立川雄都。ぁ、この顔、さっきの

人だ。

私は生徒手帳をポケットにしまい、

その場所で彼と同じ事、青空に向かって

笑顔を向けた。

「夕菜??」

そう私の名前は城谷夕菜。

って、ぇ?

「夕菜、何してんの?」

親友の彩香が不思議そうに私を見ている。

「ううん。何でもない。」

「そっか。授業始まるよ。」

「うん、いこっか。」