タカト兄のことならなんでも知っている。


小さいころからいつも一緒にいた。


大好きなタカト兄の後ろを歩き、同じことをした。


私はテーブルに置かれたピカピカなスプーンをタカト兄に向けてみる。


彼女を隠すとタカト兄の隣には私が映っていた。


タカト兄の笑顔が見える。


タカト兄なんて大嫌い。