「おーい、そろそろあがれよ」


先生の声が響いた。


「今日も一緒に帰ろうぜ」


先輩が耳元で言った。


『うん。今日は私も慶太先輩と同じイチゴのソーダがいいな』


誰もいなくなったプールにはこれからの二人を映し出していた。


二人の秘密はこれからもっと増えていく。