その瞬間、白ハゲが


「プール」


「「「「えっ…?」」」」


俺らは、その場に立ち止まった。


「お前ら、夏休み期間中にプール入ったろ!」


「えっ…?白ハゲなにを言ってるのかな?」


「そうそう、白ハゲ先生。なにをおっしゃって、」


「矢幡、俺の言った事…間違ってるか?」


白ハゲが啓介を軽く脅迫し始めた。白ハゲは瞬きをせず、啓介の目をずっと見る。啓介は、俺らの中で一番口が軽い。白ハゲもそれを分かってる。


「白ハゲ、プールって、ドコのプール?」


俺は、白ハゲに聞いた。


「おぉ!目黒、どこのプールってか、学校のだよ!」


「そっか。でも、俺ら、入ってねぇよ!プールなんて」


「そ、そうだよ!白ハゲ俺らプールなんて入ってねぇ!」


啓介が言った。