「啓介!」


プールの水が抜けて行くのを見ていた啓介を呼んだ。


「んだ?メジロ。」


「啓介、プールの水を入れるから、ホースを水道に繋いで、プールに水をいれろ。」


「それで、いいのか?」


「やらないよりはやった方が良いからな!」


「分かった。」


啓介は、水道の方に行きホースを繋いで、プールに伸ばし水を入れた。


「あれで、大丈夫ですかね?」


「ムリだよな?」


「はい。きっと」


「まぁ、夜中にまで半分行かなきゃ、奥の手考えてる。その時は洸太郎よろしく。」


洸太郎は、一瞬なにが?みたいな顔をしたが、直ぐに俺の言ったことを理解し


「分かりました。」


「頼んだ」