すると、俺らの席に何人かの男女が来た。


「あのー、目黒先輩ですよね。」


話しかけて来たのは、後輩だったみたいだ。


「そうだけど!なに?今ご飯食べてるから、後にしてくれない?」


「あっ…ゴメンね!メジロ、食事中に話しかけられるの嫌いなの。」


希早稀がつかさずフォローに入ってくれた。

そうだ、俺は、食事中に話しかけられると、少し機嫌が悪くなる。


「そうですよね…食事中に失礼しました。でも、白樺先生が呼んでらっしゃったので…」


俺ら4人は、声を合わせて


「「「「はぁ?白ハゲが?」」」」


「どうして?白ハゲが?花火のコトは反省したし。」


「なんでだ?メジロ、なにかこころ覚えあるか?」


俺らは、なにかしたかを必死に思い出していた。

その時洸太郎がメガネをクイッと上に上げた。


「あの時のコトがバレたんじゃありませんか?」