「メジロ~」


あれは、9月の上旬
夏休みもつい最近終わったばかりで、俺はまだ夏休みボケに浸っていた頃


頭の上の方から声が聞こえた。

俺は、声のする方に向いた。


「ンだよ!」


と言い、上に向いた。


上を向いた、太陽の光が眩しく、右手を顔元に持って来ていてよく見えていなかった…


ジャー


俺は一瞬、なにが起こったか分からなかった。


「冷てー」


頭の上の方からは、クスクスと笑い声がした。


そう、こんなことするのはアイツら位しかいない。


「おめーら!」


俺は、叫びながら上を向いた。


「メジロー、ダッさ!」


「なに?濡れてんの?」


「雨でも降りましたか?」


俺は、思う…コレは軽いイジメじゃありませんか?