その時にはもう…成実は宙に浮いてた。


何故かって?投げられてるからサ★

言ってなかったかもしれないけれど…恵南は…柔道黒帯を持ってるから…w
【怒るとすぐに技をかけてしまう】とゆう恵南らしい癖(?)を持っているのだ。


「…成実も…そうゆうことすんだ…―――― 男なんてッ…!!!」


それに、恵南は極度の男嫌いだ。成実だけは平気だったはずなんだけど…。


痛そうに床でジタバタする成実の上に腕と脚を組んで座っている。


「ちげ-よ永井ッ、誤解だって!!」
「まだ言い訳するかっ!」


珍しく大きな声を出した恵南。


「い、言い訳じゃな…ッ…」


立ち上がったと思ったら、両手で思しっかりと胸ぐらを掴んでブンブンと力いっぱい左右に振り出す。 


「く…苦し…」
「恵南ホントに誤解だよ…。」
「…え、マジで?」


パッと離されて後頭部をぶつけたのか、また床でジタバタもがいていた…。