私は、思わず見とれてしまった。


「何??」



「べ、別にっ」


何、私照れてんのよ!
もう、あり得ない。


そんな事を、心の中で喋っていたら、狼の友達であろう人がきた。


「優也ー!!!!って、誰この子??」


「あぁ、さっきぶつかって。」


「へぇー。そろそろ行かないと、皆待ってますよ」


この人、優也って言うんだ。
なんか優しそうな名前。


「あぁ、行かねえと」



「あっ、あの…すみませんでした」

まだ、謝ってなかったから
深々と頭を下げて、謝った。



「いいよ。気にすんな。じゃあな」

「ありがとうございます。さよなら」



優也って人と友達さんが、帰っていった。

私は、急いでる事を忘れてゆっくり歩いた。