「あぁ」


短く答える諒さん。


「本当はさー、だいぶん前から練習してたんだけどー。難しくてね~苦戦苦闘してたんだよ!」


それを聞いた私は、動けなくなった…。

私の為に?
私何かの為に?

そこまでして…


「良かったね!美羽!」

風が笑顔で言ってくれた。
私は頷くしか出来なかった…