それから二人で手を繋いだまま

「寒いから車戻ろっか。悠と葉月ちゃん置いて。」

悪戯っ子のように笑顔で冬真が言う。

そして愛華も便乗したのだった。

そ〜と車に戻り、ドアを閉める音でようやく葉月達は気づいて駆け足で寄ってくる。

ロックしてると、悠が

「開けろよ〜。」

と叫んでいた。

そして葉月達は

「ちょっと山登りにいこ。」

と二人は上がって行ったのだった。

それから冬真と愛華はお互いのことを延々と話していた。