冬真は生を、それ以外の三人はサワーを頼み乾杯をする。

愛華の隣に冬真、目の前には大好きな焼鳥・・・愛華にとってただそれだけで幸せを感じていた。

そして冬真は酔っていきもたれたり甘えたりしてくる。


これは期待していいの---?

ドキドキ・・・

そろそろ帰るとなるともっと寄り添ってくる。

「一人は寂しいよ。泊まって帰って。」

冬真にいわれて嬉しいけど素直になれない愛華。

泊まって手を出されて傷つくのが恐かった。

セフレという関係になってしまったら辛いという不安、一回きりで会えなくなるのが嫌だった。

いつになく慎重に考える愛華。

新菜は愛華の気持ちを察して

「大丈夫。何かあったら冬真をぶっ飛ばすから。」

などと行ってくれた。

それが後押しとなりお泊りすることになった。

このドキドキ・・・心臓持つかな、寝れるかなと次なる不安が愛華を襲う。