「ねぇ、紹介いらない?」
ふとなにげなく繰り返される台詞、私の友達新菜(にいな)。

またか・・うんざりする私、愛華(あいか)。

愛華は紹介とかの出会いは嫌い、ひたすら拒み続ける。

「いらな〜い。」

「なんでよ。たまにはいいじゃん。メールの相手だけでいいし軽いノリでさ。」
「うーん・・・じゃあメールだけだよ。」

紹介なんていい思い出がない愛華。

やり逃げだったり遊んだって顔だけしかみられない、中身なんてこれっぽっちもみようとされなかったトラウマからくる不安だった。