放課後詩集

恋愛(その他)

遠久野月子/著
放課後詩集
作品番号
308226
最終更新
2009/09/01
総文字数
1
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
1
いいね数
0
君の髪が夏風に揺れるたび

透けるきれいな額には

白樺の葉たちが陰っている

上手く影になれなくて
露わになったまあるくて大きな瞳には

何が映っている


黒板をチョークが叩く音

鉛筆がノートを滑る音

絶え間ない追いかけっこの中

僕は

もちろん、鉛筆を動かすんだけれど

君の横顔が気になって

ノートは落書きのようになっている

君ばかり、気になって



この後は破って切り取られており、
先が読めない。

初夏のある放課後、
音楽室の隅で、
私はこれを見つけた。

目次

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