だが黒島は一向に起きる気がない。 「ちょっとー、ねぇ…黒島君…ねぇってば」 あまりに起きないものだから少し声のボリュームを上げた。 「コラァ、佐藤お前何を喋ってる馬鹿者」 岡山のキツイ一発。 はあぁあ!? 今のあたしのせいな訳? どう見ても前で寝てる黒島のせいじゃん。 理不尽だ。 そう思いながらもすみませんと呟く。 .