料理が完成したら、光聖は帰ってきた。


「ただいま~」


「おかえり!光聖。」


「おまたせ。」


「全然待ってないから!」


「なら良かった。
…今日はさ、早く帰って来たかったんだけど。
相手の子が、ド素人でさぁ!」


「今日は、雑誌の撮影?」


「そうだよ。
…もしかしたら、和歌が泣いて待ってるかと思って(笑)」


「そんなことはないもん!」


「あはは。嘘だよ!
でも、急いで帰ってきたのはホント。」



何で光聖は私を喜ばせるのが上手いんだろ…
これじゃ、毎日キュンキュンしちゃって大変だよ!

そんなことを思いつつ、リビングに行った。