そうして、そのまま
解散した。






次の日。今日から、授業が始まる。


あたしの中学校は

ジャージ登校が許可されていて
先輩たちはジャージがほとんど。



昨日、もらった
真新しいジャージを着て
あたしたちも登校する。




「このジャージださーい。」


なんて言いながら着ていた。




授業は、最初と言うことで
先生の自己紹介だけで終わり、楽だった。




そうして、今日も何事もなく
終わるのだろうと
帰り支度をしていると…


肩をポンと叩かれた。


誰かと確認をするため、振り返ると

ニヤニヤしたのどかと璃万がいた



「え。何?」
「んふ^^」
「は?」

「昨日話してくれた人の名前分かる?」
「わからない。」
「顔は?」
「分かるけど…」
「けど?」
「当時の顔しかわかんない。」

「今から探しに行かない?」
「は?」
「いいから!HR終わったら正門集合!!」



そう言い残して教室に帰る2人


見つかるはずがない。
そう思っていた。




もう2年も前。

たとえ、いたとしても


男の子だから、体も顔つきも変わってて
気付けないだろうと思っていた。