それは、

大雨の日だった。




あたし、佑美は

今日、中学校の入学式を迎える。



あたしが通っていた小学校と
これから通う中学校は

とても近いところにあるので


小学校からの顔見知りがほとんどだ。




当時、仲の良かった

のどかと璃万と一緒に登校し、
クラス表を確認する


「あ~、うち、3組だ~」
「あたしもだ~」


のどかと璃万は一緒のクラス。


「あたし、2組だから違うわ」


少し、寂しい気分だった。


「隣のクラスだから遊びに行くよ♪」
「ありがと~」


そういって、先輩に誘導されて

自分の下駄箱を確認してから
これから一年間お世話になる
教室に案内される。


そうして、黒板に書いてある席に着く



回りを見渡す



これから
よろしくおねがいします。