私は、夢に向かって励む琉生を好きになったんだよ?

そんな、夢を捨ててまで私と居ようとする琉生は許せなかった。
そして・・・・・・“私のために”と心中では嬉しく思う自分のことも・・・・・・


だから、中学卒業日に琉生の言葉なんか何一つ聞く機会もないよう、手紙に
「別れよう」
と書いて入れておいた。
メアドも変えて・・・・・・
行くって言ってた高校も変えておいた。
高校はわざわざ寮制のところにした。




 
私は・・・・・・二度と琉生と逢わないよう、姿を消したの。

なのに、逢ってしまうなんて最悪だね。