『安藤玲美』 先生がマイクで生徒の名前を呼び始めた。 よっしゃ! あと少しで終わるっ! なーんて思いながらまた大きな欠伸をする。 『萩浦弘樹』 『はい』 その男の子が立ち上がった。 その瞬間、 『きゃあー!』 体育館にいる女子達が一斉に歓声をあげた。