「それを護る対価は、お姫さんとあんただけじゃ勘定が合わないだろう?」

「アキ…」




「こんな時くらい見栄張らせておくれよ」






どんなにリンが自分達を大切に思ってくれていても、
ライアの位置が揺るがないくらいリンにとってライアが重要だと言う事を、ちゃんと理解しているのだ。




触手の攻撃を一身に引き受けているクロスメイアスを見る。

それから、変わらず笑いかける6匹の猿を見た。














覚悟を、決める。


















なんとしても護ると決めたもののために。