「ギャー」




「うわぁー」




「ギャー」








暗闇に木霊する







ケンジの叫び声…







『アホだねアイツ』




「言い出しっぺが一番ビビッてるじゃん」







ナオも





少し呆れた顔で言った








オレは







ナオの小さな手を握りながら






さっきから






気になってた事を






口にしてもいいのか








ずっと迷ってた