「キャー」






校舎の方から





聞こえたユリの叫び声

















あれ?





ナオ







ビビッてる?






『どうしたの?』




「何でもないです」






明らかに







ナオの顔はひきつってた








『仕方ないなぁ。はい』






そう言って







オレは





ナオの座ってる方の手を





ナオに差し出した