『ナオ、オレが行ったら一人でここにいるつもりだったの?それは怖くないんだ』






とりあえず座りながら





ナオに言った





やっぱり






そこまで考えてなかったらしく






ナオは焦り始めた






「ごめん。もしかして私のために残ってくれたの?」




『いや、車心配ってのは本当。一人でナオ残したら発狂して車壊しそうだし。
それにリョウの様な犠牲者はもう出したくないし』





「ごめん」






ナオはうつ向いて言った





『いいよ冗談。オレもあんまああいうの好きじゃないし』







これは本当






昔から肝だめしの必要性を




感じた事ないのは確かだから