それから





二人でファミレスに寄った




向かい合わせに座ったナオが






オレの顔をマジマジと見てきた





『何?』




「あっ、うん。何でもない」





ナオの顔を見て





ナオと昔話してると





ふと





オレはある場所へ行きたくなった






『ナオ、今日早く帰んないとまずい?』




「いや、皆寝てると思うし。起きるまでに帰れば誰も気付かないようちの家族」



『なら少し寄り道していい?』




「うん、全然大丈夫。どこいくの?」









『秘密』




「ケチ」








秘密








普段なら





さぁな





そう言ってる







秘密…







か…