次の日






いつもの様に学校に行くと





いつもの様にマリはいた







「レイ君」




『何?』




『来週土日どっちか空いてない?』




『無理。実家帰る』




「何で?」




『同窓会あるから』




「…ナオさんと会うの?」








昨日







聞こえてたのか…







『まぁな』




「同窓会いつ?」




『土曜の夜』




「じゃあ日曜は空いてるよね?」




『無理。朝帰るの面倒くさい』




「お願い。どうしても行きたいトコあるの」




『他のヤツと行けよ』




「お願い。レイ君と行きたいの」








そう言って






いつもの満面の笑顔








ナオに







そう言われた気がして







『分かったよ』







そう答えてしまった